曹洞宗は、お釈迦さまより歴代の祖師がたによって相続されてきた正伝の仏法です。
曹洞宗は今から800年ほど前、鎌倉時代に高祖道元(どうげん)禅師さまが我が国に伝えて、揺るぎなき基礎をきずかれ、四代目の太祖瑩山(けいざん)禅師さまが一層盛んになさいました。 このお二方を両祖大師(りょうそだいし)と申し上げます。
曹洞宗の大本山は、高祖道元禅師さまが御開山された永平寺(えいへいじ・福井県)と、太祖瑩山禅師さまが御開山された總持寺(そうじじ・神奈川県横浜市)です。
曹洞宗は、お釈迦さまをご本尊として仰ぎます。
本尊唱名、拝むときには「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」とお唱えして礼拝します。
曹洞宗は、私達は皆、仏の子であり、生まれながらに仏心を具えています。しかし、それに気付かずに我がまま勝手の生活をして苦しみ悩みのもとをつくっています。 ひとたび仏さまに懺悔し帰依するならば、心が落ち着いておのずから生活が調えられて明るくなり社会のお役に立つことを喜び、又、どんな苦難にも耐えて生き抜こうとする信念が生まれます。そこに生きがいと幸福を発見するのが曹洞宗の教えである、と説いています。
曹洞宗は、修証義(しゅしょうぎ)、般若心経(はんにゃしんぎょう)、観音経(かんのんきょう)、寿量品(じゅりょうほん)等の諸経典を読誦します。